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営業支援事業

コロナ自宅待機中の就活生のみなさん: ⑮相手がメモした事が「相手が気にする情報」です

コロナ自宅待機中の就活生の皆さん。

リスニングは相手の動作、仕草、目つき全てを観察するスキルです。
ある観察力の鋭い受験生は、面接の最中に一人の役員が彼の書類に小さく「×」とつけるのを手の動きで見てしまい、ショックで動けなくなっていました。これは残酷ですね。

相手の仕草を見ていれば、そのような些細なアクションにも気づきます。
商談中、一般的に「お客側」は営業マンの話をメモしません。ところが時々メモを取るのです。だいたい、見積り額やお金や納期(いつこちらの倉庫に届くか)などの情報です。

つまりそれが「相手が一番気になる情報」というわけですね。それを見逃さなければ、相手の反応に気づき「何か気になる点がありますか?」と聞けるのです。

これも営業職に必要なリスニングスキルですが、私の3000人超の営業同行経験では「相手がメモを取った事に気づく人」は半分程度です。
皆さんも「あなたが何を喋った時に面接官はメモしたのか」に気づけばその話題を持ちだす事ができますね。

面接官が自分に興味を持ってくれたのか?もう「×」印を押したのか?その理由を知りたいですね?

堂々と聞いてきた学生さんがいました。「私の事、どこか気に入って頂いた点がありますか?」と。
驚きましたが、嫌な印象は受けませんでした。

集団面接の最後に「何か質問がありますか?」と聞かれる事があります。「採用したい人は居なかったけれど、最後のチャンスをあげる。私達を魅了する事を言ってごらん」という面接側の温情です。
ダメだと思っても未だチャンスがあります。

このような時に次のような質問をしてみると面白いかもしれません。

「英語が達者だけれど営業力はない。英語はダメだけれど営業力がある。御社ではどちらが出世しますか?」

役員達は返事に困るはずです。とても難しい質問だからです。

あなたならどんな回答を役員から聞きたいですか?これでこの会社の経営方針、人事管理方針、全てが分かります。
あなたはその時の面接官達の表情をよく観察していればよいのです。あなたの望む正解を言う会社にあなたはアタックすべきです。

 

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