Self Reliance

自立支援事業

信念について

「信念の魔術」(「The Magic of Believing」ダイヤモンド社)という本を1948年に書いたアメリカのジャーナリスト、クロード・M・ブリストルという方が「信念」について面白い話しを書いています。

「世間のほとんどどの人は信念には力があると知っているが、自分の成功のためにこの信念が素晴らしい力を発揮してくれるとは理解していない」と彼は言います。

彼自身の体験はユニークです。

第一次大戦に徴兵された彼は、給料をもらえず非常に貧乏をしたので「除隊したら絶対に大金持ちになる」と決心しました。
彼はこれを単なる願いではなく、決意としていつも自分に言いきかせていました。
除隊後すぐにある銀行家が連絡して来て、彼に仕事をくれました。しかし給料が安かったので「大金持ちになって財産を作り上げている」自分の姿をずっとイメージし続けました。
彼はひまさえあれば机の上のメモ用紙に「$」のマークを落書きしていたそうです。

彼は後に投資銀行やその他のビジネスで大成功しました。

「信念は多くの人に心理療法の効果を及ぼす。ある人を高い成功の段階に上らせたり、信念を持ち続けるその人に不思議な体験をもたらす。そうすれば、あなたが想像するその人になれる」とブリストルは言います。

彼は、「ナポレオンとアレキサンダー大王は超人的な信念を固めたので、超人的な人物になれた」とも記しています。

私たちも「超人的な信念」でもって自分のなりたい姿をしっかりと見定め、そうなるのだといつも信念を持って思いを持ち続けていれば、必ずそれに至るための道や方法が示されるでしょう。