19才「何をしたらよいかわからない」とび職の若者との話
先日19歳の若者と食事をしました。現在とび職で仕事は頑張っていますが、来年にはその仕事はやめるとのことでした。
「やめて次は何をするの?」と聞くと、「何も考えていません」とのこと。「してみたい仕事はあるの?」「特にないです」。
「こんな風な人生にしてみたいという望みはある?」「いえ、特にないです」
「どんな時に幸せだと感じるの?」「どうだろう・・・」
こんな感じで、本人も「何も考えていなかった」ことが意外だったようで、私の質問に戸惑ったようすでした。
そこで「結婚したい人はいるの?」「いいえ、つきあっている子はいるけど、その子とは・・・どうだろう」
「結婚はしたい?」「いや、今すぐは無理ですけど、30才になるまではしたいです」
「結婚はしたいんだねえ」「はい、でもお金が無いから今は無理です」
「どんな結婚をしたいの?」「え?どうだろう?」
「料理が上手で子供好きな妻が居て、というのは?」「あ、それはいいですね。憧れます」
「それがあれば次に何をするか見えてくるんじゃない?」「どういうことですか?」
「さっき、何もしたいことはないと言ったけど、結婚したいという希望はあるわけだよね?」「はい、それはあります」
「では、どんな結婚生活をしたいか考えて、それに必要な年収を考えれば、それを実現するために必要なものが見えてくるんじゃないかな」「どうしてそうなるんですか?」
「体の中に眠っている能力が目覚めて、それでその結婚生活を実現できるような仕事を見つけてくるんだよ」「わからないです、どうしてそうなるのか」
そこで、眠っているCompetencyが目覚めると色々な情報に気づくようになり、自分に合った仕事やお金儲けの方法が見つかるというプロセスを説明しました。
すると彼は「それなら分かります。自分の気になることって情報が目につくようになりますもんね」とすぐに理解してくれました。
彼には「どの仕事をしようかと決めるのは大変。未だ若いのだからどんな仕事があるのかもわからないでしょ?海外に行ったら日本にはないような仕事もたくさんある。でもそれを知らないでしょ?だから『どんな仕事をしようか』と考えるのはあとにして、先に『どんな人生にしようか』とイメージを作るべきだよ。特に君の場合は『どんな女性と結婚して、どんな生活をどこに住んでしようか』ということを考え始めたほうが眠っているCompetencyを目覚めさせやすいよ」とすすめると、「それ想像するの、楽しいですね」と嬉しそうに笑っていました。