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コロナ自宅待機中の就活生のみなさん: ㉙ディスカッションでさりげなくファシリテーターを務める

コロナ自宅待機中の就活生の皆さん。

アメリカには30年ほど前からファシリテーターという人が活躍しています。
役員会などで混乱する会議をまとめ、ゴールに導きます。ファシリテーターはみんなの意見を聞き出し、共通点・特異性を書き出し、どれがベストかを皆に決めさせます。

ファシリテーターは単なる司会者ではなく、喋らない人からも意見を引き出し、誰も注目しない意見でもその価値を考えさせ「効率的・効果的に会議を進める」人です。リーダーシップ・スキルより、むしろリスニングとプローブが求められます。

もしあなたが採用面接でのディスカッションに参加する時、自然にファシリテーターを務めたなら、面接官からの評価は非常に高いものになるでしょう。なぜなら日本でファシリテーター職を果たせる人は、一流大企業でも非常に少ないからです。

もし興味があれば、こんな風にしてみましょう。

①ディスカッションが始まりました。
②たぶん「仕切り屋さん」が最初に喋り始め、話し合いを進めるでしょう。
③次に「強気の人」が意見を述べ始めます。皆、最初は互いに気を遣いながら話すでしょう。

④色々な意見が出たらそれまでしっかりリスニングをしていたあなたの出番。
⑤「今、これこれの意見が出ているね」と、さりげなくまとめます。
⑥そして、それぞれの長所・利点を言います。

この段階で、無理にリーダーシップをとりません。それをすると仕切り屋さんがむっとしますからね。

⑦するとあなたのまとめを聞いた仕切り屋さんが、それを基にみんなの意見を聞くでしょう。
⑧あなたはそこでそれぞれの意見ごとに「これができたらどうなるんだろう?」とイメージ&ストーリーをさせ、みんなに考えさせるようにしましょう。

参加者はそれを聞くと各意見の利点、短所をイメージしやすくなります。

⑨そこまで来ると参加者たちはどの案が良いか感じ始めます。
⑩仕切り屋さんが、それをまとめるでしょうが、その頃には参加者は誰がこの会議をまとめたかを理解しています。

 

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