Self Reliance

自立支援事業

コンピテンシー(Competency)とは

コンピテンシーとはあまり聞きなれない英語だと思います。
スキルは聞いた事があると思います。技術や才能などと訳されていて、誰でもなんらかのスキルを持っていると思います。あるいは、自分では気づいていないスキルを周りの人から教えてもらって「これが自分のスキルか」と驚くこともあるでしょう。

コンピテンシーは、スキルの中でも「自分が成果をあげる時に一番活用しているもの」「自分の一番得意とする分野」の事です。

日本人は普段「あなたのスキルは何ですか?」と聞かれることはあまりないと思います。ましてや「コンピテンシーについて教えてください」と聞かれたことなどないでしょう。

しかし中途で外資系の採用試験を受ける時、ほぼ間違いなくこの質問をされるます。その時にすぐに答えられない人は、ほぼ採用は難しいでしょう。

外資系企業で成功している人々は普段から自分のコンピテンシーをしっかり把握して仕事をしています。それは「自分の売りはこれだ。これで業績を上げているんだ」と常に認識して働いているからです。
それが言えない人は「セーするポイントのない人材」ということになるのですね。ですから普段から「自分のスキル、コンピテンシーはなんだろう?」と考えている必要があります。

私はいつも研修で「あなたのコンピテンシーは何ですか?」と尋ねます。面白いことに日本の企業では、役員の方々でも大半がすぐに答えられないのです。「5つあげてみて下さい」などとお願いしようものなら、苦しんだあげくに3つ程度しか答えられません。
あなたはどうですか?

常に自分のセールスポイントを考えておきましょう。