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パワハラ・モラハラをなくす営業コーチング③

パワハラ・モラハラをする上司の人物像その②は「自分は偉いと勘違いしている」人です。

このような人は部下を持ったとたん勘違いを始め、威張り始めます。「上司は力を持っている」「お前なんかクビにできるんだからな」と考えているので、部下に対して威圧的になります。

営業組織では「売り上げをあげる人」が偉いとされがちで、管理職に抜擢されます。しかし「営業スキル」と「管理スキル」は別物です。管理スキルを学んでいない人には「正しいフィードバック」と「部下に関心を示すレコグニション」を教えるだけで大きな改善が見られます。

若くして営業課長なった方が居ました。一部上場の企業で、部下には元の上司や先輩もいましたので「自分は彼らより優秀なんだ」と思いこんでしまったようです。営業成績は確かに優れていましたが、その勘違いのため会議で元上司や元先輩に嫌味を言い始め、エスカレートしていきました。

しかし、この課長は「自分の責任は部下を育成する事」という基本を理解してからは、元上司・先輩をいかに育てるかを考えるようになり、彼らが不足している営業スキルを育てるようになりました。また謙虚に元上司・先輩の彼らから「マネージメントを学ぶ」ようになりました。これはひとつの成功事例です。

私の部下だった女性課長が他部署に移り、私と同格の部長になりました。

その日から彼女は私に対してそれまでの敬語をやめ、いわゆる「タメ口」をきくようになりました。彼女は課長時代から部下に対するパワハラがひどく、何度か注意していましたが、改善されませんでした。

私より10才年下の彼女が私に対して敬語を使わなくなった事はどうでもよいことなのですが、彼女の本質が分かった事で、私は「彼女はこれからもパワハラ・モラハラを続けるだろう」と確信しました。「上に媚び、下に厳しい彼女の性格」は改善が難しい、と感じたのです。
そして残念ながら、実際そのようになりました。

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