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コーチング事業

部下の人生に関心を持つ事でパワハラ・モラハラを無くす④

ある部長が「お前たちの連携が悪いから迷惑を受けた」と他部署の若手を怒鳴りつけました。
部下を怒鳴られた部長は、確かにこちらに非がありましたので、部下と一緒にその部長の所へ詫びに行きましたが、相手の部長に毅然とした態度で「二度と私の部下を怒鳴らないでくれ。私は部下を怒鳴った事は無いんだ」と伝えました。

「私の上司は部下を守ってくれる」「いざという時は相手と喧嘩してくれる」。こんな上司は、部下から信頼されます。部下のミスをただ謝るだけでは「部下が悪かった事を認めた」事になってしまいます。
それに対して、部下のメンツを守り、尊厳を守ってくれる上司は「部下を大切にしてくれる」と部下に感じさせます。

先日のある同行は、部下が取引先の機密情報を部外者に喋ってしまい、取引先本社に問い合わせが入り、会社の信用を失う重大な事件に発展したクレーム処理でした。
上司は部下と一緒に詫びるだけでなく、部下の普段の取引先への貢献度を思い出してもらい、相手に温情を求めました。

この部下は後で涙ぐんで上司に感謝していました。
上司が部下の「普段の頑張り」をどれだけ評価しているかは「部下の働きに関心を示すレコグニション」になります。
このようなレコグニションによって、「部下が落ち込んでいる時でもモチベーションを高める事が出来る」好例でした。

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