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コーチングと説教の違い:フィードバックの活用

日本の営業マネージャーの多くが「コーチングと説教・叱責」を混同されているように思います。

「コーチングの目的とは何でしょうか?」と研修でマネージャーの方々に尋ねますと、なかなか答えが出てきません。簡単すぎる質問なので答えに困られるようです。
それでも多くの方は「指導」「訓練をすること」「改善点を見つけてそれを修正してあげる」と答えます。

その通りです。みなさん答えをご存知なのです。しかしみなさんのされているコーチングは実際は「お説教」「叱責」「問題点の指摘」「ダメ出し」となっており、部下はすっかり意気消沈してしまいます。

アメリカの営業マネージャーのコーチングは「フィードバック」を基本にしています。
フィードバックについてお尋ねしてみると、日本では「問題点の指摘」「振り返り」という位置づけられていることが多いようです。

これも間違いではありません。しかしこの方法では、部下のやる気をそいでしまいます。
研修でお聞きするとほぼ99%の方が「フィードバックをすると言われると緊張する」と答えました。
1%の方は、欧米で育った方でした。彼らは「フィードバックをする、と言われるとわくわくする」と答えました。

これが日本とアメリカのコーチング、フィードバックの大きな違いです。
どうして欧米のフィードバック、コーチングはわくわくするのに、日本では「緊張する」のでしょうか?
一番大きなポイントは、

日本のフィードバック、コーチングは「上司が一方的に問題点を指摘し、上司から一方的にああしろこうしろと説教するのを部下はメモをとるだけ」であるのに対して、欧米のフィードバック、コーチングは「相手のモチベーションを上げ、自分自身で問題点を気づかされる手法を用いる」のが一番大きな違いなのです。

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