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2019.08.01コーチングスキル関連

営業マネージャーの責任は「部下を育成する」事

コーチングで部下を育成する」と言う記事でも記していますが、最近営業同行先でこの事について話し合う機会が多いので、もう少し記してみます。

アメリカのマネージャー研修で「上司の責任とは何だと思う?」という質問を受けました。私は「売り上げ目標の達成・組織の管理」と答えました。
ところが他のアメリカ人の研修生は「部下の育成」「後継者の育成」と答えたのです。私だけ違う答えでしたので、驚きました。
講師の答えは「1番の責任は、部下の育成。売り上げは2番目の責任」でした。

日本で私が実施するマネージャー研修で同じ質問をすると、ほぼ全員が私と同じ答えになります。どうして日米でこのような違いが出るのでしょうか?

アメリカのビジネス社会は、ヒエラルキーが強いので、上昇志向の強い人はどんどん出世して待遇を上げていきます。自分が出世するには後任が必要ですので、「後継者の育成」は最重要課題と言えるのです。
しかし後継者が育っても、四半期の売り上げが二期続けて未達成だと、昇進どころか、会社にすらいられなくなります。
ですから本音は、やはり「売り上げ目標の達成」が最重要の責任なのですが、自分の出世のため、会社が強くなるには後継者を育てる必要があるのです。

そして後継者を育てるためには、自分のスキルを継承する必要があるのです。


これらの詳細については拙著「3,000人の営業同行の現場から ~アメリカのトップ企業が使っているのに日本では使われていない営業&コーチング・スキル実践集」 「パート1(営業編)」「パート2(コーチング編)」 に記されています。書名クリックされますとAmazon電子書籍Kindleの画面に移動します。