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2019.07.15コーチングスキル関連

パワハラをしないマネージメント

30数年前アメリカで「マネージャー研修」を受けた時の衝撃を今も覚えています。「採用面接で訴訟されないために」「訴訟されない解雇する方法」など当時の日本人にはショッキングなテーマばかりでした。
しかし当時から訴訟大国だったアメリカでマネージャーとしては当然知っておかねばならない事ばかりでした。

どのような言葉が相手を傷つけるか、不快感を与えるか、相手の何を尊重すべきか、どのように合意して仕事をするか、どうすれば相手を納得させてこちらの条件を飲んでもらうか、などの具体的なノウハウをロールプレイングで学びました。

部下に対して上司は往々にして上から目線で接します。「Bossy(ボッシィ)」という英語があります。「Boss(ボス)」から来ている言葉で「偉そうな態度を取る」「威張ったマネージメントをする」事です。
私は若い頃、この傾向がありました。今から思うと顔から火が出るほど恥ずかしいですが、それほど自分のスキルに自信を持っていたので、部下に対しても厳しくしていたのだと思います。
同じような思いの方も多いのではないでしょうか。
しかし、部下の人生に関心を持つようになれば、そのような態度は不要なことに気づきます。
部下の事をいつも考えていれば、パワハラもできなくなります。

「訴訟されないためにパワハラを止める」という発想もあるとは思いますが、多分本質的な解決にならないと思います。
部下の人生そのものに関心を持つコーチングはとても大切だと考えます。
そのために必要なレコグニション(Recognition )というスキルについて「コーチング事業」の記事「レコグニションを活用してフィードバックを行う」に少し記しましたので、ご参照下さい。


これらの詳細については拙著「3,000人の営業同行の現場から ~アメリカのトップ企業が使っているのに日本では使われていない営業&コーチング・スキル実践集」 「パート1(営業編)」「パート2(コーチング編)」 に記されています。書名クリックされますとAmazon電子書籍Kindleの画面に移動します。