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2019.07.13コーチングスキル関連

間違ったフィードバック

フィードバックは既に日本語になっており、どの企業でも活用されています。
研修で私が「フィードバックをするよ、と上司から言われたらどんな気持ちがしますか?」とお尋ねすると、ほぼ全員の方が「緊張する」「どきどきする」と言います。理由を尋ねると 「 どんな評価、説教、指摘、叱責 をされるのだろう・・」と感じるからだそうです。

私はアメリカで大失敗をしました。ある日上司から呼ばれて「君、部下をおびえさせているんだって?」と言われました。私はまさに日本的な間違ったフィードバックを行っていたのでした。
その時に上司から学んだフィードバックは、目からうろこが落ちるものでした。
英語のFeedbackのFeedはFoodの動詞形で「栄養を与える」という意味があります。そのため欧米人は「フィードバックをするよ」と言われると「わくわくする」と言うのです。
日本の上司が部下を緊張させて「評価、説教、指摘、叱責 」だけをおこなってフィードバックとしているのとは大違いです。

日本での研修生の中で一人だけ「フィードバックと聞くとわくわくする」に手を挙げた若い女性が居ました。彼女は日本人ですが、高校までイギリスで育ち、アメリカの大学を卒業した方でした。「え?みなさんどうしてですか?フィードバックでしょ?わくわくしないんですか?」と驚いて居たのが印象的でした。

「コーチング事業」の中に「コーチングと説教の違い:フィードバックの活用」という記事を掲載しています。


これらの詳細については拙著「3,000人の営業同行の現場から ~アメリカのトップ企業が使っているのに日本では使われていない営業&コーチング・スキル実践集」 「パート1(営業編)」「パート2(コーチング編)」 に記されています。書名クリックされますとAmazon電子書籍Kindleの画面に移動します。