仕事のビジョンと個人のビジョンを持つ

今週ある会社で30代前半の方2人と40代前半の方一人(係長)のカウンセリングをしました。この会社はビジョンや目標が定まらず、商材も特に他社に優れたものもないことから営業マンがやる気をなくし、会社の業績も上がっていません。

彼らの3人とも「自身のビジョン」を持っていませんでした。会社にビジョン、目標が必要なことは誰でも理解できますが、自分自身についてはこのようなことは考えたこともなかったようです。
「仕事上の自分のビジョンと、個人のビジョンはどう考えればよいのでしょうか?」と彼らは聞いてきました。
彼らの言う「仕事上の自分のビジョン」とは会社の中でどうなっていたいとか、どのように会社に貢献していくかというものでした。
個人のビジョンと仕事のビジョンの兼ね合いが良く分からないとのことでした。。

彼らは会社にどう貢献していくかについては「稼ぐ」ことを目標にしていました。つまり会社に利益をもたらすことを第一においていました。
しかしそれが自分の人生にどう影響するかとは考えていませんでした。何よりも自分自身がどうなりたいのか、については考えてこともありませんでした。
この会社は社員100名程度の日本企業です。ほとんどの方が転職組で、何度目かの転職経験者が大半です。そして自己啓発の本を含めほとんどの従業員が本を読んでいません。
自分の人生に対して「積極的に働きかける」あるいは「より良くしていく」という発想がないのでビジョンについて考えた事がない人が大半です。

このような人々が世間に多いことを私は知っています。

世の中の多くの人が「自分の人生をどうやってよくするか」「より良い人生にするためにどのような選択肢があるのか」「成功者は何をしてきたのか」について考えず日々を過ごしています。つまり「ビジョンを持つ」ことすら考えたことがありません。
会社での仕事についてはただ日々流されているだけ、自分の人生も流されているだけの毎日になってしまいます。

このような方々に私がお話しするのは次のようなことです

①     自分の人生をよくしたいと思いますか? ⇒ 「それはそうです」「はい」という答えが大半
②     どんな選択肢があるか知っていますか? ⇒ 「わかりません」がほとんど
③     収入を上げたいですか、幸せな家庭を築きたいですか? ⇒ 「できれば両方」という答えが大半
④     今の仕事でそれができますか? ⇒ 「わからない」「収入アップは無理」「方法が分からない」などの色々な答えが出ますが、正直なところは「考えたこともない」ようです

このような方がすべきことは「自分が本当に目指すもの」を選択することです。
これが決まれば「そのビジョンが今の仕事で実現可能か」「そうでなければ別の仕事を探す」ことになります。
あるいは「今の会社を自分の力で改革し、今以上の業績を上げる事で待遇を変える」という方法もあります。
中小企業や同族会社などではその実現は大企業より簡単です。

特に同族会社ではそのオーナーたちに実力を認められれば、取り立ててもらうのは早いでしょう。オーナー一族にとって有能な従業員は宝だからです。

人生で本当に目指すものを探すことはむつかしいです。
しかし、他の人がどんな人生で成功しているのかを知ると「成功者はこのようにして成功しているのか」と理解出来るので、選択肢が広がります。
その成功にはどんな資格が必要だったのか?どんな経験が必要なのか?どんな環境が必要なのか?などを知ることができるからです。

テレビで最近よく取り上げられている「海外で成功している日本人」を紹介する番組を見ていると、若い時に海外で勉強した人もいれば、年をとってから進路変更した人もいます。
しかしいずれの場合も私たち日本人の多くが知らない知識、経験を身につけるためにさまざまなことを行い、その結果現在の成功を得ています。
そのような彼らの歩んだ道筋を知るだけでも、ビジョンの選択肢が増えます。 
そういう意味ではテレビの「こんなところに日本人」といった番組も私はとても有用と思い、いつも見ています。
年配の日本人が発展途上国の人々のために事業やサポートプログラムを立ち上げ、彼らを幸せにしている姿を見ると自分もいつかそのようなことをしてみたいと思います。

私の結論は次のようなものです。

「仕事と個人のビジョンはひとつのものです。仕事は個人のビジョン実現のための手段です」

両者を別々にする必要はありません。同じビジョンの中で自分自身の人生の成功を目指すことができます。
これを行うために、ビジョンを作るべく目覚めたCompetencyが必要な情報を集めるために24時間フル稼働しますので、さまざまな選択肢を紹介し始めます。
それを私たちは見過ごしにすることなく、積極的に捕まえてその中から自分に合ったベストのものを選んでいくのです。

 

このように考えていくとひとつのビジョンで個人と社会での貢献、両方のビジョンをもつことができます。

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