Remember who you are.

Remember who you are.

欧米の親は子供が問題を起こした時「Remember who you are」という言い方で諭します。
「自分が何者であるかを思い出しなさい」という意味ですが、日本人にはあまりぴんとこない言い回しです。

欧米の多くはクリスチャンでキリスト教の教えが文化として根付いていて、熱心なクリスチャンでなくても「自分が神様の子供であること、神様の目から見て価値ある存在であることを忘れないで、だからそんな風に自分の価値を下げるようなことをしてはいけない」という言い方をします。

これについては私の電子書籍「銀河司令官候補生諸君に告ぐ」の公式ブログの中に詳しく記していますので、興味のある方はご参考になさって下さい。

Remember who you are. 

クリスチャンでない方々でもこの言い回しは、正しく使えばとても有用です。

欧米人は「自分は価値のある人間である」と親から教えられて育ちますが、日本人にはこのような宗教感や人生観を親から教わることがあまりないため、学校などでいじめに会うと、自分の存在価値について悩んでしまうとよく言われます。
もちろん、欧米でもいじめはありますしそれによって苦しんでいる若者は多く居ます。

しかし人生で悩む時、自分の存在は少なくとも神さまにとって価値があるという風に考えることで彼らは「これは一時的な災難に過ぎない。このようなことで自分を見失うのはばかげている」と考えることができます。

神のことを考えたことのない人でも、親にとっては子どもはかけがえのない存在です。子どもが死んで嘆き悲しまない親はいません。
友達がいない人でも親は、私たちが人生で苦しい場面に出くわした時、一緒に苦しんでくれるでしょう。
愛情表現の苦手な親もいますから、いちがいにみんなが「親の愛を感じながら育つ」とは言えないでしょう。しかし、どんな親でも子どもを心の中では大切に思い、その幸せを願っています。

私たち日本人は「自分が何者であるか思い出しなさい」と言われたら、何を考えるでしょう?
私はこの質問をビジネスマンやカウンセリングをしている人に時々しますが、みんな返事に困ってしまいます。
考えたこともないからです。

私は「自分の本当になりたい姿」を思い描いて下さいと受講生のみなさんにカウンセリングしていますが、「自分が何者になりたいか思い描いて下さい」と置き換えてもよいのではないかと最近考えるようになりました。

日本人には宗教的な背景がありませんから「あなたは、神様にとってかけがえのない存在です」という考え方はピンと来ないので「あなたは、親御さんにとってかけがえのない存在です」と置き換えてもよいのですが、それでもピンとこないとみなさんは言います。

それで私は「なりたい自分の姿」をイメージする時に「自分が何者になりたいか」思い描くのも悪くはないと思うのです。

たとえば「家族と一緒に幸せに暮らしている自分」をイメージしている人は「自分は本来よい夫、父親としての資質を持っている人間であり、社会人としても有能で社会や人々に貢献できる能力をもった人間である。だから人を欺くような仕事や行為で金儲けをしようとは思わない」という風に考えれば、自分のビジョンを強く裏打ちしていくことができます。

今の社会はCompliance(コンプライアンス・法律を守ること)が強く求められています。
会社で出世しても人から恨みを買うような仕事の仕方では、正しい生き方とは言えないでしょうし、会社に貢献するためにあくどい方法をとっていてはコンプライアンスを守っているとは言えず、反社会的な存在となってしまいます。

「自分は何者であるか思い出しなさい」というメッセージは「あなたが今進んでいる道は、倫理的・道徳的に問題はないか、正しい方法で成長しているのか、親兄弟子供に胸を張って自慢できる仕事か」を問うように促しているのです。

 

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